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2011/11/07

やい倭人、ウリの子供に会わせろコラ

地方紙の大阪日日新聞に朝鮮通信使関連の記事を見つけた。

どうでもいいような話だが他にこれといったネタも無いので少し弄ってみたい。

「大阪あそ歩」というタイトルの連載記事で、小さなツアーを組んで大阪市内の旧跡を訪ね歩くという企画のようだが、今回は九条という地区を紹介している。

そこには朝鮮通信使の墓があるのだという。眠っているのは金漢重というもので、旅の途上で病に倒れ、九条地区の寺で養生することになった。

彼には二人の子供がいたそうで、"望郷の念にかられて子どもに会いたいとすがる金の姿に、大坂の医者たちが心を痛め、同じ年頃の日本の子ども2人を呼び、わが子に見立てて看病させた" そうである。

当時の交通事情や出入国制限を考えれば、たとえ大名クラスが奔走したとしても、朝鮮から子供を呼び寄せるなど相当に困難なことだろう。

一国の外交官ともあろうものが、ただでさえ病気で厄介をかけておきながら、そんな無理難題を吹っかけて他国人に「すがる」とは、節度に欠けるというか情けないというか、やはり彼らは昔から感情のコントロールが苦手だったのかと言いたくもなる。

自分の立場もわきまえず無理難題をふっかける通信使と、願いを叶えてやろうと苦慮する日本人医師――なんとなく現代の日韓関係にも通じるものがあるエピソードではなかろうか。


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