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2010/06/11

京都新聞が自爆記事で通信使を逆擁護

今回は平成22年4月9日付けの京都新聞に載っていた朝鮮通信使に関する記事を俎上に載せてみる。

記事のタイトルは、

「通信使『鶏泥棒』ぬれぎぬ? 一部だけ見ず判断を」
「ネットで話題、伏見来訪の絵図公開 市歴史資料館」

というもので、その主旨は、「この絵(図1)からは朝鮮通信使が鶏を盗んでいるとは断言できない。逃げ出した鶏の捕獲に協力している可能性もある、と京都市歴史資料館の人が言っていますよ」といった感じである。

文脈からすると、歴史資料館の呼びかけに応じて記者が取材したように読めるが、はたして事実はどうなのか。

取材前から「通信使は鶏泥棒ではなかったと読者に思わせたい」という思惑があって、それに適合する発言を資料館側から引き出して紙面に貼り付けただけのヤラセ記事の匂いがプンプンする。

資料館のどのような立場の何という人物から聞いた話なのか、具体的には何も書いてないところなどを見てもまとこにアヤシイ。記者に誘導されてペラペラと喋ったものの、学芸員としては責任を持てない発言なので実名を出すことを拒否した可能性もありそうだ。

また(多くのブロガーが指摘しているが)笑わずにはいられないのが、新聞記事に添えられた以下の写真のトリミング具合である。


(図1)新聞に掲載された写真

以下の画像がネット上に広く流通している実際の「鶏泥棒の絵」だが、右側の円内に注目していただきたい。この部分が新聞に掲載された写真からは削除されているのだ。

ネット上で広く流通している写真


そしてこの部分を考慮しつつ京都新聞の主張を検証すると、非常におかしなことになってしまう。逃げ出した鶏の捕獲に協力している親切な通信使と、日本人が摑み合いの喧嘩をしており、そこに背後から別の日本人が棍棒で殴りかかっていることになる。

これでは都合が悪いので、トリミングすることで読者の目から隠したのは明白だ。卑怯な情報操作と言われても一言の弁解もできないだろう。

他にも気になる点があって、それは記者がこの「鶏泥棒の絵」をめぐるWeb界の状況をまったく理解していない、もしくは知っていながらわざと矮小化して伝えているところである。

記事はこの絵を"「朝鮮通信使が鶏を盗んだ証拠」として取り上げられることが多い" "ネット上では「鶏を盗んだ」として、当時の朝鮮を非難する材料として取り上げている個人ブログもある" などと紹介しているが、インターネット上でこの絵がクローズアップされるのは、そんな瑣末な理由からではない。

この絵が広く流通しているのは、NHKを筆頭とする売国メディアが暗に主張する「野蛮で遅れた日本に先進の文化や技術を伝えた朝鮮通信使」という噴飯モノのデタラメに対抗するための分かりやすいアイコンとして重宝だからである。

つまり非難されているのは当時の朝鮮ではなく、卑しい歴史捏造に狂奔する現代の韓国や、韓国を賞賛しては悦に入るリベラル気取りの馬鹿どもや、それらに追従する日本の腐れメディアや曲学阿韓の三流学者どもなのだ。

そもそもこんな絵がなくても朝鮮通信使たちの野卑で下劣な振る舞いの数々は当時の日本人が残した文献に数多く残っている。

記事中にも「歴史資料は一部だけを取り上げて断定すべきではなく、ほかの資料と突き合わせるなど慎重な扱いが必要だ」とあるが「ほかの資料と付き合わせる」と、ますます朝鮮通信使が鶏泥棒であった事実が明白となってくるのである。

見事な自爆と言うより他はない。

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