かつて「なあに、かえって免疫力がつく」などと馬鹿なことを書いて寄生虫の卵入り韓国産キムチを擁護した東京新聞が、またもや馬鹿をやってくれました。
今回俎上に乗せるのは2011年2月12日東京新聞web版に載った『江戸期の外 交の記録発見「朝鮮通信使」への接待の様子紹介』という記事である。
それによると朝鮮通信使とその饗応役を命じられた藩士との筆談の様子などが記された古文書が、茨城県の旧家で発見されたということで、その筆談の一部が記事中に紹介されているのだが、少し気になる部分を発見したので突っ込んでおこう。
"最後に与兵衛は「方殊(外国)の言は異なるも、詩情は是(これ)同じ」と残し、誠信外交に尽力したことがうかがえる。"
という箇所である。
なぜこの部分から「誠信外交」に尽力したことが窺えるのさっぱり分からないのだ。それ以外の部分を読んでもやはり分からない。おまえただ「誠信外交」と言いたかっただけちゃうかと突っ込みたくなる唐突さだ。
ちなみに「誠信外交」とは朝鮮通信使と関係の深い儒学者が唱えた「誠信交隣」から来ている言葉のようだが、ほとんどの読者は聞いたこともないだろう。そんな一般性のない四文字熟語を何の説明もなくサラリと書かれても困るのだ。
そして大きな突っ込み所は記事の最後にやってくる。
"<朝鮮通信使>(中略)豊臣秀吉の出兵で途絶えた交流の復活を目指した徳川家康が働きかけて実現し、日本の文化や学術に多大な影響を与えたとされる。"
多大な影響キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
馬鹿野郎、寝言は寝て言え。
ただまあ、数年前の東京新聞が「日本の文化や学術に多大な影響を与えた」と断言しているのに比べ、今回は「与えたとされる」となっており、ややトーンダウンしているところに若干の成長が見られると言えなくもない。
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