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2013/10/27

デタラメな朝鮮通信使再現行列を伝える杜撰なデタラメ記事

2013年10月21日の中国新聞に通信使関連の記事が載っていたので少し突っ込んでみたい。

"衣装鮮やか 通信使再現行列" というタイトルで、毎度おなじみ「友好」だの「交流」などと空疎な美辞麗句をちりばめた朝鮮通信使イベントの紹介記事であるようだ。

行列が行われたのは広島県呉市の下蒲刈島と記事にはあるが、下蒲刈島は通信使船の寄港地に過ぎなかったので、実際には江戸時代に通信使行列など行われなかったと思われる。

しかし記事はそのあたりの背景には触れず、あたかも江戸時代の下蒲刈島で朝鮮通信使行列がにぎにぎしく行われたかのような誤解を与える内容となっている。

また"島内外の住民たち約290人がチマ・チョゴリなど鮮やかな民族衣装をまとい参加" とあるが、朝鮮通信使に女性など参加していなかったのだから、チマを身につけた参加者がいるのは妙である。

そう思って記事に添えられた写真を見ると、チマ・チョゴリを着た女性だけでなく、現代風の改良韓服を着た一団やサムルノリの楽隊まで参加しており、これでは通信使行列と言うよりも、単なる韓国人行列になってしまっている。

にも関わらず記事は「通信使行列の再現」 だの「華麗な歴史絵巻」 だのと書き立てている。デタラメにも程があろうというものだ。

ソース:http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310210017.html

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